自然豊かな安芸太田町で誕生した地ビール。美しい水と地域の農家さんが丹精込めて作った野菜からできる地ビールは香り豊かで、ビール好きの方はもちろん、ビールが苦手という方からも人気があります。おいしさの秘密や、安芸太田町への愛について作り手のオソラ―・カーンさんにお聞きしました。
恐羅漢に覆面レスラー(?) 誕生
オソラ―・カーンさんといいますと、トレードマークはプロレスマスクですよね!
オソラ―・カーン:一度見たら忘れられないマスクマン『オソラ―・カーン』です(笑)!恐羅漢スキー場で鉄板でお好み焼きを焼く仕事をしていた頃に、たまたま開催されたイベントでプロレスマスクをかぶる機会があったんです。コレクションのタイガーマスクや獣神サンダーライガーのマスクを店員みんなでかぶって、お好み焼きを焼いてみたら驚くほど好評で、それからはマスクをかぶって営業するようになりました。
今のオリジナルマスクはいつからかぶっているのですか?
オソラ―・カーン:2016年のGWくらいにトレードマークになるオリジナルマスクを札幌のマスク職人『Osanpos工房』さんに作っていただき、『覆面鉄板焼き職人オソラ―・カーン』としてのデビューが決まりました!
デビュー後、私もメディアで多く目にしましたが、最近は地ビールも作っているんですよね!
オソラ―・カーン:そうなんです。バイトをしているうちに安芸太田町がどんどん好きになって、2014年に移住してきました。キッチンカーで働いていると、観光客の方から「地酒はないの?」と聞かれることが何度もあり、安芸太田町には地産地消のお酒がないことに気づきました。そこでビールや日本酒が大好きな私は「無いなら作ろう!」と決心したんです。
安芸太田への愛がぎゅ~っと詰まった地ビール
オソラ―・カーン:厳選したホップに、安芸太田の美味しい天然水、地域の方々が大切に育てたお米や祇園坊柿など原材料は全て安芸太田産にこだわって作っています。ビールの名前は「三段峡」「恐羅漢」「井仁の棚田」など安芸太田の名所の名前を付け、ラベルの文字はバイト仲間でもあった書道の先生に、イラストは地元の方に描いてもらいました。
地元の方とのつながりもあってできた地ビールなんですね。とはいえ簡単には作れなかったのでは?
オソラ―・カーン:そうですね。まずは石見麦酒さんにお願いして見学や研修を重ねました。ビールは味見ができないので、イメージする味を生み出すのが大変でしたね。ラベルにある名所に合わせた農作物を使って、食材のうまみを消さないよう、かつおいしく飲んでいただけるよう日々研究しています。
ビールから膨らむこれからの未来
オソラ―・カーン:ゴールデンウィークには地ビール入りのレトルトカレーも販売予定ですし、地ビールはあと2種類くらいは増やしたいです。そして、どちらも安芸太田の名産品に仲間入りさせることが目標です。あと…やっぱりプロレスが好きなので、プロレス技名入りの地ビールも作る予定ですので、こちらもお楽しみに!
安芸太田とプロレス愛にあふれる目標がいっぱいですね!
オソラ―・カーン:ビールには世界各国共通の人を笑顔にする力があり、笑顔になった人と人を親しくする力もあると信じています。地ビールを元気の源に、安芸太田を地域のみんなと盛り上げていきたいです。お店には私のマスクを作ってくれた『Osanpos工房』さんの限定グッズもありますので、プロレス好きの方もぜひ安芸太田へお立ち寄りください!
オソラー・カーンさんが生み出す地ビールのおいしさの秘密は安芸太田への愛。これから発売予定の地ビール入りのカレーやプロレス技名入りの地ビールにも愛はしっかり詰まっていることでしょう。キラキラした瞳で夢を語るオソラー・カーンさんはとっても魅力的な方でもあります!そんなオソラー・カーンさんの夢を聞きに、丹精込めて作った地ビールを飲みにぜひ安芸太田町へ足を運んでみてください♪