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FMはつかいち局長 倉本良一さん|『地元にあってよかった!』地域に欠かせないラジオ局を目指して

愛する地元廿日市を発信していきたいという想いを持ち続けてきた『FMはつかいち』局長の倉本良一さん。最近ではYouTube『#まんぷく倉ちゃん』で廿日市のおいしい物もたくさん発信しています。そんな倉本さんだからこそ知る廿日市の魅力、FMはつかいちのこれからについてお聞きしました。

高校生の頃の憧れはローカルタレント

FMはつかいちに入ったきっかけを教えてください。

倉本:高校生の頃から地元の魅力を発信するメディアの仕事に憧れていて、気づいたら廿日市のコミュニティFM『FMはつかいち』でしゃべっていました(笑)。

高校生時代思い出の河川敷で

大学卒業後すぐメディアの道に入ったのですか?

倉本:いえいえ。卒業後すぐは、百貨店に就職しました。婦人服の担当でお客様に気持ちよくお買い物していただくための売り場作りや催事などを企画したり、毎日忙しくさせていただきました。そんな中、倒産も経験しました。その後は、友人に誘われて起業したり、転職をして日本国内の求人広告・人材派遣・販促事業を行う会社の旅行情報誌『じゃらん中国・四国』の創刊から携わることになりました。

ここでメディアの道に入ったのですね。

倉本:そうですね。営業として地元の宮浜温泉、宮島から北は隠岐島、南は足摺岬まで中四国いろいろな場所や温泉地を飛び回ったり、廿日市特集を企画したこともあります。ここで自分のベースができたように思います。いろいろな所に行く中で、地域の旅館組合さんなど地域活性化を頑張る人のお話を聞く機会が増えていき、そこで自分の育った廿日市の魅力を発信して活気づけたいという高校生の時の想いが再燃し始めました。そんな時、西広島タイムスの『FMはつかいちパーソナリティ募集』という記事を目にしたんです。

そんな偶然もあるんですね!

倉本:はい。やっぱり地元を盛り上げたいという強い想いを胸に面接、オーディションを受け、無事合格することができました!

高校生からの夢が叶った瞬間ですね!

倉本:華々しく開局したのですが、何もかも初めてのことで毎日が試行錯誤の連続、うまくいかないことばかりでした。だんだん運営が厳しくなり、局を離れることになって…。約1年半、違う会社で営業をしていたのですが、FMでお世話になった方や今の社長から電話をいただいて、経営を立て直して「オール廿日市」でまた一緒にやらないか、と声をかけてもらいました。その時はすごくうれしかったですね。いろいろな改善案や提案を元にまた一からみんなでやり直しました。

これまでとは打って変わって真剣な表情の倉本さん

戻ってきてからはどうでしたか?

倉本:今年でちょうど10年になるのですが、心からこの仕事をまたさせていただけてよかったと思っています。FMのパーソナリティやスタッフはまさに仲間!地元愛のある仲間たちと放送できるようになり、毎日が本当に楽しくなりました。ゆめタウン廿日市にスタジオが移転した事で知名度も上がってきて、放送中に手を振ってくれる方がいたり、地域の方はもちろん、有名人の方もゲストにお越しくださったり、地元に欠かせないコミュニティFM放送局として少しずつ成長できているように思います。そして、本当の夢は地域のみなさんになくてはならない放送局と言ってもらえるようになることです。

2016年に移転したゆめタウン廿日市にあるFMはつかいちのスタジオ

地域に不可欠な放送局

これからどんなFMはつかいちにしていきたいですか?

倉本:実はコミュニティFMは防災のためのラジオ局なんです。西日本豪雨災害の時、坂町や熊野町の臨時災害放送局へお手伝いに行ったのですが、その時に災害時に避難所の情報や物資の不足状況など細かく届ける事ができるラジオ放送は不可欠だと強く感じました。

臨時災害放送局の様子

倉本:それにラジオなら人の生の声のあたたかさも届ける事ができますよね。災害が無いのが一番ですが、災害の時に役立つために普段から聴いてもらうことが必要なので、毎日、必要な生活情報だったり楽しい放送を届け続けるのが重要でもあり目標でもあるんです。あ、あと…僕自身はダイエットも目標ですね(笑)。

えっ、ダイエットですか?

倉本:実はFMの仕事以外にも『#まんぷく倉ちゃん』というYouTubeチャンネルでいろいろな廿日市のおいしいお店をまわっているんです。僕が食べてお店を紹介するという内容なのですが、おかげで腹回りが少し…いや、かなり…(笑)。

まさに体を張ったYouTubeチャンネルなんですね(笑)。そんなまんぷく倉ちゃんおすすめの廿日市のお店ってありますか?

倉本:海を見ながら牡蠣のBBQなんて最高ですね!廿日市市大野の実家ですが(笑)。

ぜひお邪魔したいところですが、お店のご紹介お願いします(笑)。

倉本:イタリアンの『Ristorante Thomas』さんや懐石料理の『旬彩 蔵』さん、『おひさまパン工房』さん、『TETSUJIRO』さん、『コンディトライ・フェルダーシェフ』さん…約50店舗様に取材、撮影にお伺いさせていただきました。本当においしい所ばかりなので、体の張りがいがあります(笑)。気になった方はぜひ「#まんぷく倉ちゃん」をチェックしてください。

#まんぷく倉ちゃんYouTubeチャンネルはこちらをから!

  

早速私も見てみますね!
#まんぷく倉ちゃんではこんな感じで撮影をします
倉ちゃんおすすめRistorante Thomasさんの一品
倉本:ただYouTubeもですが、まずは『76.1MHz FMはつかいち』を聴いてもらえたらうれしいです。最近は『FMはつかいち公式Webサイト』から全国、全世界どこからでも聴けるようになったので「FMはつかいちで告知したい!出演したい!」という方はぜひご連絡お待ちしています!そして、おすすめのお店や人、地元情報を教えて下さ~~~い!!

FMはつかいち公式Webサイト

さまざまな経験を経て局長になった倉本さん。愛くるしい笑顔で地域の方と接している姿が目に浮かぶような方でした。また、「災害時のために日々の放送がある」という言葉に防災局としての強い想いを感じました。ぜひ皆さんもそんな倉本さんを始めとする素敵なパーソナリティと出会える『76.1MHz FMはつかいち』にチューニングを合わせてみてくださいね!スマホでも聴けますよ~!

FMはつかいち局長

倉本 良一さん

広島の百貨店、旅行情報誌『じゃらん中国・四国』の営業職などさまざまな経歴を経て、現在ではFMはつかいちの局長を務める。担当番組はこちら♪①「きらり☆はつかいち」コーナー(毎週火曜17:30~・水曜12:20~・金曜8:00~)②「魔法のことば。」(毎月第1日曜12:00〜13:00)ラジオだけでなくYouTube番組『#まんぷく倉ちゃん』でも活躍中!

株式会社FMはつかいち

廿日市市下平良2-2-1ゆめタウン廿日市3F

TEL.0829-32-0500

アクセス
広島CLiP新聞編集部(CLiP HIROSHIMA)から車で約30分