
宮島の閑静な一角に佇む創建300年を超える禅寺「徳寿寺」(トクジュジ)。こちらの寺内にある『okeikoJapan(オケイコジャパン)』では「一生モノのワクワク体験を」をコンセプトに、日本の伝統文化を体験することができます。世界遺産ということもあり、いつも多くの観光客で溢れにぎわいを見せている宮島。ですが意外と広島の方々は「最後に行ったのはいつ?」とタイミングを逃していることも。そんな方にぜひお伝えしたい、新しい宮島の楽しみ方をご紹介します!

日本の伝統文化を心と体で感じる体験型
誰でも気軽に楽しめる体験コースが魅力のokeikoJapan。中でも特に日本人に人気だという「お抹茶付きお守り作り」を体験してきました!世界にひとつだけのお守りを厳粛な空間で心静かに作る体験は想像以上に贅沢な時間です。


お守り袋は、誰かが大切に着ていた着物をほどき、スタッフが手作りしたもの。同じ着物でも裁断する場所により模様が異なるため、様々な表情のお守り袋が出来上がります。それが常時300種類以上用意されています。どれも素敵で目移りしてしまい、なかなか決まりません!

バランスや雰囲気をイメージしながらじっくり吟味。かわいい系やしっとり系、どのタイプにしようか迷います(笑)。
「ゆっくり選んでくださいね。いろいろ迷うのも楽しい時間ですから」と優しく声を掛けてくださった担当スタッフの谷野さん。お言葉に甘えてじっくり選びました。古典柄がとってもかわいい!袋と組ひもを選んだら、次はいよいよお守り作りの工程へ。谷野さんのレクチャーで進めていきます。

お守り袋には徳寿寺で祈祷したミニしゃもじのお札を入れます。お願いごとを書くも良し、スタンプを押すも良し。あなたのインスピレーションで選んでみてください。

ワクワク感が加速してきます!

お子様でもできるプランで、とてもスムーズに作ることができました。所要時間は袋や組ひも選びから完成まで約20分です。
お抹茶と「宮島チョコレート」でほっと一息
「お抹茶付きお守り作り体験」コースでは、本堂でお抹茶を楽しむことができます。この日は宮島焼(御砂焼)の茶碗で心静かにお抹茶をいただきました。

お茶菓子にはokeikoJapanオリジナルの宮島チョコレートが付きます。

宮島の7つのお店と人気ショコラトリーの協力のもと開発された「宮島チョコレート」。岩村もみじ屋さんのこしあん(もみじ柄)や宮島珈琲さんのコーヒー(鳥居柄)など、宮島に縁のある味やデザインをチョコレートにしています。お抹茶にどれが付くかは当日のお楽しみ。

今回使用された茶碗は、広島県の伝統工芸品である宮島焼(御砂焼)です。嚴島神社の本殿下の砂を練り込んだ陶器で、素朴であたたかみのある風合いが特徴。旅のお守りや縁起物として親しまれています。
お守り作りの他にも、茶道や書道、着付けなどの体験コースがあり、外国人観光客にも大人気。日本の伝統文化を知ってもらう良い機会となっています。

季節に応じて様々な雰囲気が楽しめる宮島をゆっくりと歩くのもいいですね。
言葉を超えた国内外の笑顔があふれる
株式会社okeikoJapan代表取締役 橋口栄(はしぐちさかえ)さんは、人種や言葉の壁を越え、みんなの笑顔であふれる場所を作りたいと、2016年に「徳寿寺」をリノベーションしokeikoJapanを立ち上げました。

お寺という舞台が、和文化の魅力を一層引き立ててくれ、訪れるお客様の心をも癒やしてくれているのを実感します。これからも多くの方にご利用いただき、笑顔の輪を広げていきたいと思います。

古き良き日本の伝統文化を体験でき、日本人だからこそ知っておきたい大切なことをあらためて思い出させてくれる場所。そんな日本の宝物を海外からのお客様がキラキラした表情で体験している姿には感動すら覚えます。こんな素敵な場所が広島に。宮島観光とセットでぜひ、足を運んでみてはいかがですか?