尾道市出身の陶芸作家・藤本善史さんが運営する尾道の陶芸工房「sora studio & gallery(ソラスタジオアンドギャラリー)」では、旅行で訪れた方や初心者の方でも気軽に陶芸を体験できます。今回は広島CLiP新聞編集部員が電動ろくろでのお茶碗作りと「そらねこ」作りにチャレンジしてみました!
歴史ある建物やアートギャラリー、おしゃれなカフェ、ファッションのお店まで、歩いているだけで楽しい様々な店舗が並ぶ尾道本通り商店街。工房は商店街の一角にあり、窓からは尾道水道の景色も楽しめます。
陶芸体験は空いていれば飛び込みで参加できますが、基本予約優先。予約は工房の公式HPやお電話でも受け付けています。
早速藤本さんと女性スタッフさんから簡単な説明を受け、エプロンを着用したらいよいよ体験スタートです!
電動ろくろでお茶碗つくり
電動ろくろ体験は、30分の時間の中で2〜3点の作品を作り、その中から1点以上を焼いてもらいます。まずはろくろ初体験の編集部員がお茶椀作りに挑戦。
事前に手の動きを教わっていたものの、思わぬ土の動きにとまどう編集部員に「下からゆっくり、ゆっくり、力入れなくていいですからね」「手はキツネの形」と、藤本さんが優しく的確に教えて下さいます。
色は見本から選んで、作品は一旦お預け。素焼き後、色付けをして再度焼き上げる工程を経て、約2か月後に完成します。完成後は工房での受取もしくは発送を選ぶことができます。
自分だけの「そらねこ」を粘土で作ろう
続いては、ねこの街・尾道ならではの「そらねこ」作りを体験。粘土を使って誰でも簡単にねこの置物や小物入れをつくることができます。電動ろくろ体験とは異なり、その場で色付けできるのも魅力的。小さなお子様連れの方にもおすすめです。
しまなみの風景をモチーフにした作品作り
「sora studio & gallery」では陶芸体験の他に、藤本さんの作品も購入することができます。
中学3年生の時の卒業制作がきっかけで陶芸作家を志したという藤本さん。
しまなみの風景をモチーフに、水面の雰囲気を再現するためシャボン玉を使って彩色を行ったお皿や、穴を開けてうわぐすりを重ねることで穴部分を透かして天の川を表現した器など、どれも心惹かれるものばかり。体験の後はこちらでお土産を購入するのもおすすめです。
尾道の街を楽しみながら、初心者でも気軽に陶芸体験できる「sora studio&gallery」。旅の記念にマイお茶碗やご家族みんなで「そらねこ」を作ってみるのはいかがですか?尾道の思い出がもっと素敵なものになるはずです。