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赤松薬局代表取締役 赤松正康さん|お客様に寄り添った日本一の薬局を目指して

本通商店街で一度は見かけたことがある「赤松薬局」。広島で創業400年という長い歴史を持っています。17代目代表取締役 赤松正康さんは、「日本一お客様のお役に立てる薬屋でありたい」という思いのもと、日々お客様に寄り添いながら営業を続けています。

400年以上の歴史をもつ赤松薬局

赤松薬局さんは2015年で創業400年を迎えられたんですよね。

赤松:そうですね。安芸国広島藩の地誌「藝藩通志」に元和元年(1615年)創業と記載されているのですが、実はもっと前に創業したんじゃないかなと思っています。残念ながら正確な記録は原爆で焼失し、祖父もその時に亡くなってしまったので、昔の話は父からしか聞いたことがないんです。

原爆で大きな被害に遭われたのですね。

赤松:原爆で店は跡形もなくなったと聞いています。子供の頃の記憶というといつも父の大変そうな姿ばかり思い出します。

1955年前後の赤松薬局

子供の頃から赤松薬局を継ごうという思いはありましたか?

赤松:漠然といつか継がなきゃいけないとは思っていたのですが、高校時代は学校の先生になりたかったんです。文系を目指して勉強していたのですが、大学を決める時に父から「薬学の道に進んで、わしと一緒に商売してほしい。」と真剣に言われ、薬剤師を目指す事に決めました。

迷いはなかったのですか?

赤松:正直葛藤はありましたが、ただただ忙しい毎日でそんな気持ちも忘れていましたね。そんな中でも、大学時代にやっていたバンドの活動も続けていたので、活動拠点である京都と広島を行ったり来たりするのは楽しかったです。

バンドのボーカルだったという赤松さん。現在からは想像できないはじけっぷりです!

RCCラジオ『赤松正康の4時前に薬とロックン・ロール』で皆さまの手助けを

赤松薬局さんのお名前をラジオで耳にすることも増えました。

赤松:実は大学時代のバンドのつながりがきっかけで、2009年からRCCラジオで『赤松正康の4時前に薬とロックン・ロール』というコーナーを持つことになったんです。あまり知られていない薬の知識を届けたいという想いで現在も続けています。

ラジオの反響はありますか?

赤松:3年目ぐらいから「いつも聴いてます」という声をいただいたり、5年目ぐらいから「放送で話していた薬って…」と相談をしてくれる人も出てきました。最近では、放送した薬の問い合わせが増えたので、放送翌日の朝礼では過去の放送をスタッフにも聴いてもらい、誰に聞いてもご紹介できるよう心がけています。

お父様とラジオの取材を受けた際にパーソナリティさんと。

これからの赤松薬局

本通り商店街の中で歴史のある薬局としての想いを教えてください。

赤松:今では本通り商店街で最も古くからある商店となり、昔なじみのお店が減って寂しく感じています。そんな中でも赤松薬局は、気軽に相談していただける、日本一お客様のお役に立てる薬局でありたいという思いで営業を続けています。日々勉強を重ね、これからも頼りにしてもらえる薬局として、本通り商店街で歴史を重ねていきたいです。

今、薬剤師を目指している学生さんに伝えたいことはありますか?

赤松:今の薬学教育は病院や調剤薬局としての薬剤師を養成する教育になっていますが、それだけでなく、なんでも相談でき、生活習慣など日々の暮らしの指導もできるのが薬剤師の仕事だと考えています。なので幅広い視野を持って勉強に取り組んでもらえたらと思います。

大手ドラッグストアが郊外にも広がってくる中で個人商店は苦しい時期ではあります。しかし、赤松さんは常に前向きに未来を考えている姿が印象的でした。一人一人のお客様の声に耳を傾け、悩み相談にも真摯に対応し、信頼を積み重ねて商売を続けるという考えは、これからの社会に必要な考え方かもしれません。

赤松製薬有限会社赤松薬局 17代目代表取締役

赤松 正康さん

大学生の頃はバンドマンとして活躍。その経験から現在はRCCラジオ『魂の薬剤師赤松正康の4時前に薬とロックンロール』のコーナーを担当し、薬の知識をたくさんの方へ届けている。

赤松薬局

広島県広島市中区本通8番29号

TEL.082-248-2920