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広島もとまち水族館|飼育員さんに聞く! 超個人的・絶対見てほしい生き物&おすすめエリアベスト3

広島市内中心部に位置するアクセスの良さや、五感で楽しめるさまざまな演出が話題を集める『広島もとまち水族館』。「水といのちのミュージアム」をコンセプトに、異なる8つのエリアで生き物を展示し、生命の力強さと儚さを表現しています。

今回は、飼育員さんによる超個人的な「絶対見てほしい生き物&おすすめエリア」を紹介。プロならではの目線で選ばれたベスト3。どんな生き物やエリアが登場するのか気になります!

飼育員さんに聞く! おすすめエリア・ベスト3

今回お話しを伺ったのは、飼育員の空田さん。中学生の頃から毎週末、地元の水族館へ通い詰めるほどの生き物好きだったそうです。大学で水産学を学んだ後に水族館へと就職し、ここ『広島もとまち水族館』の開館に合わせて広島へ。現在は海水魚の飼育担当をされています。

ではさっそく、空田さんによる「館内のおすすめフロア・ベスト3」から紹介します!

\ベスト3「森の研究所」/

『広島もとまち水族館』は、水族館でありながら水生生物以外の生き物も展示されているのが特徴の一つ。水生生物と一緒にミーアキャットやカメレオンなどもいる「Forest」エリアの一角に、この「森の研究所」があります。

空田:書籍や標本などを展示している体験ゾーンになります。魚のうろこの触感を模したカルタに触れたり、顕微鏡でタツノオトシゴを拡大して見たりできるので、体験しながら魚の勉強ができますよ。研究者になった気持ちで楽しめます。
表面に凹凸をつけて触感の違いを表現している、さまざまな魚種のうろこのカルタ。

\ベスト2「White」/

真っ白な空間に水槽が配置された、静寂な雰囲気に包まれたエリア。ここまで白く明るいエリアを設けている水族館は、全国的に見ても珍しいそうです。

空田:生き物の本来の色を感じてもらえる展示スペースです。壁に埋め込まれた水槽の周りを囲む額縁も真っ白に統一されていて、生き物が主役だということが伝わってきます。それぞれの生き物が持つ色を楽しんでほしいですね。
「White」は空間設計に工夫を凝らし、部屋が明るくても水槽への反射を抑えているため、魚のカラフルな色をしっかり目にできる。

\ベスト1「Coral」/

サンゴ礁が壁一面に描かれ、海中の多様さをイメージさせるエリア。注目すべきは、スペースの中央に配置されたテーブル型の水槽。周りに置かれている椅子に座って、上から生き物を見ることができます。

空田:このテーブル水槽は上から魚を見ることができるので、横から見るよりも魚の動きが分かりやすいと思います。エサが来たらそっちに向かう姿や、大きな生き物が近くに来たら逃げる様子などが見られるので、きっと新鮮に感じてもらえると思いますよ。
鮮やかな色合いの空間は、フォトスポットの一つとしても人気。壁や天井に描かれたサンゴ礁の中に、なんと『広島もとまち水族館』のロゴマークが2か所隠れているそう! ロゴマーク探しもぜひ楽しんでみて。

飼育員さんに聞く! 絶対見てほしい生き物・ベスト3

続いては、空田さんによる「絶対に見てほしい生き物・ベスト3」を紹介。海水魚の飼育を担当されているだけに、その生き物たちが登場です!

\ベスト3「モンハナシャコ」/

「Coral」エリアの水槽にいるモンハナシャコ。青や赤など鮮やかな体色で派手な見た目に関わらず、普段は岩の合間にひっそりと隠れていることが多いのだとか。

空田:一番の特徴は、シャコパンチをすること。そのパンチは本気を出すと時速80㎞くらいにはなると言われていて、とても強力です。普段はエサとしてアサリを殻ごとあげていますが、自ら殻を割って食べているんですよ。エサを与えるタイミングなら、そのシャコパンチを目にすることができると思います。
「カラフルな体の色も、この空間の雰囲気に合っていますよね」とモンハナシャコの水槽の前で空田さん。

\ベスト2「オニダルマオコゼ」/

点線の中央にいるのがオニダルマオコゼ。擬態が得意な魚で、岩と同化が通常運転。

光の切り絵作家・酒井敦美さんによる壮大な切り絵アートやプロジェクションマッピングが楽しめる幻想的な空間「海の花鳥風月」にいる、オニダルマオコゼ。実は背びれに強力な毒を持ち、人にとっては危険な存在でもあるそう。そんな中、ベスト2に選んだ理由は?

空田:お客様にも岩だと思われて気づかれないことが多いのですが、本当はブサ可愛いところがあるので注目していただけたらいいなと思って選びました。普段は岩場で擬態しながらジッとしているのに、目の前にエサがくると一瞬で口を開けて食べるんです。そこだけ俊敏なんですよね。ギャップに魅力を感じる生き物です。
「海の花鳥風月」では春夏秋冬をイメージした水槽が1つずつ展示されており、オニダルマオコゼは「秋」の水槽にいます。

\ベスト1「アカウミガメ」/

「Coral」エリアの水槽にいるアカウミガメ。高知県の『むろと廃校水族館』からやって来た、2025年8月に孵化して産まれたばかりの赤ちゃんです。ウミガメは成長スピードが速いため、赤ちゃんの頃の姿が見られるのは貴重なのだとか。(写真は1月中旬頃の様子。当記事公開時にはさらに成長しています)

空田:前足が大きくてパタパタ羽ばたくように泳ぐのですが、小さい子も大きい子も泳ぐのが少し下手っぽく見えるところが可愛らしいです。人がいることも分かっていて、エサをあげるときやお客様が水槽越しに見ているときも寄ってくることが多いですよ。目も大きくて顔も可愛らしいと思います。

新しい水族館ならではの楽しみ方にも注目

プロ目線の「見てほしい生き物&おすすめエリア」のベスト3には、「知らなかった!」という発見や驚きが盛りだくさん。開館してまだ日が浅いからこそアカウミガメの赤ちゃんのように成長途中にある生き物たちも多く、来るたびに変化を楽しめることも楽しみ方の一つです。

ぜひ次の休日は、約200種3,000匹もの生き物たちの個性豊かな姿や工夫に満ちた館内の魅力を体感しに水族館へ遊びに行ってみませんか。

広島もとまち水族館

広島市中区基町6-78 基町クレド・パセーラ7F

TEL.082-221-0550(受付時間10:00~19:00)

OPEN.10:00~19:00(最終入館は閉館の30分前まで)

定休.不定、基町クレド・パセーラに準ずる

アクセス
アストラムライン・県庁前駅より徒歩2分