三次市のスーパー「三次フードセンター」が、広島市内で初の店舗をオープンしました。食を楽しみながら健康に、という思いを込めた「FUN & NATURAL(ファン&ナチュラル)」をコンセプトに、広島県北部の商品や、中国地方の自然派食品を取り扱う産直スーパーと、それらの食材を料理して提供する食堂を営んでいます。
安心第一。こだわりぬいた商品ラインナップ
まずは、店名である「yotte-ne広島店&シマカラ食堂」の由来を教えてください。
三田:yotte-neは「寄って、ええ〜ね」という言葉から、気軽に寄ってもらい、いい笑顔が溢れるお店になってほしいという思いを込めて命名しました。シマカラ食堂は、広島という場所に店舗があることから「島から」の食品を全国へ届けたいという思いで店名としました。
三田:yotte-neは「FUN & NATURAL(ファン&ナチュラル)」をコンセプトにしていて、「食を楽しもう」ということと「食をよりナチュラルで安心安全なものにしていこう」という、2つを軸にした自然派食品を中心に取り扱っています。お子さんからご高齢の方まで安心して食べていただけるような、真面目で正直な加工食品やお野菜を提供できるよう、心がけています。
店内にも「FUN / NATURAL」コーナーがありますが、それぞれの違いは何ですか?
三田:ファン商品については、できるだけ添加物を減らして食卓が楽しく、おいしくなるような商品を置いています。一方で、ナチュラル商品については、添加物は一切入っておらず、国産原料を使用しトレーサビリティ(※)がしっかりしている商品を扱っています。
(※)…「その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか」を明らかにするため、原材料の調達から生産、そして消費または廃棄まで追跡可能な状態にすること。
生産者さんの思いを大切に
三田:そうですね。県内でも県北、特に三次、庄原、安芸高田の3市の商品が多く、その他、中国地方を中心に全国の商品を置いています。
三田:平田観光農園さんのジャムやAgre Lore Lab.(アグリ ロアー ラボ)さんのネギ油、三良坂フロマージュさんのチーズなどが人気ですね。香味と旨みのネギ生姜は、アグリ ロアー ラボさんのネギ油と三次産の生姜、ますやみそさんの米麹を使ったコラボ商品でオススメです。
体に優しい定食を提供する「シマカラ食堂」
シマカラ食堂さんの定食は、産直スーパーの商品を使用して作られているのですか?
三田:はい。シマカラ食堂の定食は、お店で販売されている調味料や食材を中心に使用しており、基本的にどのメニューも添加物は使わず作っています。定食はお米がおいしいのも自慢の一つで、島根県柿木村で生産される栽培中農薬不使用のR1米を使っています。硬さにムラのないふっくらとした、とてもおいしいご飯に炊き上がるんです。
三田:暑くなってきたこれからの季節、瀬戸田にある井上農園さんの有機レモンとアガベシロップを使用した自家製レモンスカッシュと、三次市あせひら乳業さんの朝搾り生乳と上質な生クリームを使った「黄金のプリン」の組み合わせもおすすめです。
食べて気に入ったものを、隣で買って帰れるのも良いですね。金・土曜日は夜営業もされていると伺いました。
三田:そうなんです。最近始めたばかりですが、夜は自然派ワインや三次の農家さんが作るクラフトビールといったお酒と一緒に楽しんでいただける料理を提供しています。また、毎週木曜日はランチタイムにサラダバイキングを行なったりと、今後も色々なイベントを楽しんでいただきたいと思っています。
楽しみにしています。最後に、社長が次に挑戦したいことはありますか?
三田:将来的には、生産者さんの作ったものを商品化・販売するメーカーを作りたいと思っています。農家さんが一生懸命作ったものをできるだけいい形で販売し、貢献できれば嬉しいですね。
自然派食品の良さを伝えたいという思いは、それらを作る生産者さんへの深いリスペクトがあるからこそ。体のことをどこまでも考えこだわり抜いた商品を選び、提供するyotte-ne&シマカラ食堂には、お子さまからご高齢の方まで誰もが安心して食べることができる商品が並んでいます。「食を楽しみながら健康でいたい」そんな方の味方でい続けてくれるようなこちらのお店は、これからも実直に食と向き合い、広島市に新しい形の食文化を広めてくれそうです。