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広島中央市場|一般利用も歓迎!市場ランチ3選!

中四国地方の物流拠点である広島市中央卸売市場は、中央市場(青果物、水産物、花き)、東部市場(青果物)、食肉市場(食肉)の3市場で構成されています。今回はそのひとつ『中央市場』で楽しめる飲食店をご紹介します。市場のイメージを覆す、つけ麺・ホルモン天ぷら・バラエティーに富んだ気まぐれ食堂の個性的な3店。店主がそれぞれ大切に育んできた、こだわりの一皿が待っています。

「市場って関係者以外も入っていいの?」「車はどこに停めたらいいんだろう」と、少しハードルを高く感じている方もご安心ください。実は、中央市場内の飲食店が集まる「関連商品センター」は、一般利用も大歓迎!市場関係者でなくても、お食事のみの目的でどなたでも自由に利用できるんです。

車で入場の際は、正門の守衛さんに「関連商品センターへ食事に行きます」と一言伝えれば大丈夫。場内の駐車スペースも案内してもらえます。

市場の活気ある雰囲気も楽しめる、絶品3店をご紹介します。

つけ麺 和(かず)

1軒目は、「つけ麺 和(かず)」。某有名店で修業を重ねた店主、上森俊輝さんが営む実力派です。市場でつけ麺が食べられる意外性にも驚きです。

こだわりは、あえて選んだ「太麺」。 一般的な細麺とは一線を画す力強い食べごたえを追求し、製麺会社「マルバヤシ」へ特注しました。ここに、いりことかつおを丁寧に利かせた自家製かえしのタレが絶妙に絡みます。辛味にカイエンペッパーを効かせることで、濃厚なスープが引き締まり、最後の一口までパンチの効いた旨みが口いっぱいに広がります。

店主おすすめの『海苔キャベツつけ麺』。器を覆うほどのたっぷりの海苔とキャベツが、彩りと食感のアクセントに。
もちもちの太麺は一度食べたら忘れられない味わい。リピーターが後を絶たないのも納得です。旨味たっぷりのつけダレは飲み干すお客様も。

サイドメニューも必見。数量限定(15~20食)の「海鮮丼」は、両親が営む市場内の「上森鮮魚店」から仕入れる新鮮なネタを、つけ麺特製ダレで絡めた一品です。

海鮮丼をめがけて来店するお客様も多いそう。サーモン、まぐろといった鮮度抜群のネタが盛り付けてあります。

「素材も工程も一切妥協しないことにはこだわっています。おいしいと言ってもらえる、その一言がやりがいですね」と語る上森さん。見えないところにこそ時間をかけ、手間を惜しまない。そんな職人としての温かいこだわりが詰まったお店です。

みなと食堂

2軒目は、市場で働く人々の胃袋を長年支え続けてきた「みなと食堂」。ここは精肉店「はなおか」が直営するお店です。直営店ならではの品揃え、国産ホルモンを贅沢に使った「ホルモン天ぷら」は知る人ぞ知る看板メニューです。

「一番おいしい状態で食べてほしい」という店の思いは、その丁寧な仕込みに表れています。ホルモンは部位ごとの個性を最大限に引き出すため、約3〜4時間かけてじっくりボイル。その日のおすすめ4種類を厳選して天ぷらにしています。

注文を受けてから揚げる熱々の『本日のホルモン天ぷら定食』。この日はビチ(第4の胃袋)、やおぎも(肺)、牛ガリ(気管)、ミノ(第1の胃袋)の4種。部位ごとに異なる、サクッと柔らかい食感とあふれる旨みには感動します。玉ねぎの天ぷらも味変に◎。
鶏軟骨のような強いコリコリ食感と、周りの脂身の旨味が特徴の牛ガリ。精肉店直営ならではの希少部位は、ホルモン好きにはたまりません。
唐辛子の入った酢醤油でさっぱりいただきます。香ばしい衣とホルモンの濃厚な旨みが絶妙にマッチして、箸が止まらなくなります。

揚げたてを口に運べば、サクッとした衣の後は、噛むほどに甘い脂の旨みが口いっぱいに広がります。部位ごとの食感の違いを楽しむ「ホルモン食べ比べ」は、まさに精肉店直営だからこそ叶う贅沢。広島の誇るB級グルメを、市場の活気とともにぜひ堪能してください。

小さな食堂ヒロ

最後にご紹介するのは、市場の隠れ家のようなバラエティーに富んだ気まぐれ食堂「小さな食堂 ヒロ」。ここは、料理人として50年の経験を持つ店主・錦織浩さんが、定年退職を機に2021年にオープンしたご夫婦で営むお店です。

なんと朝6時から営業しています。市場の活気とともに始まるこのお店には、早朝からこだわりの洋食を求めて多くのファンが訪れます。

「自分が食べたいと思うものを作っているだけだよ」と、職人としてのこだわりをさらりと語る錦織さん。その妥協のない一皿には、長年培った技術と深い愛情が詰まっています。「お客様にはとにかく満腹になって帰ってほしい」という願いが、驚くほど豊富なメニュー数に表れています。

食券機を埋め尽くすほどのメニューの数は50種類以上!「お客様のリクエストを一つずつ取り入れていたら、5年間でメニューが2倍になったんだよ」と錦織さんは柔らかな笑みをこぼします。
いろとりどりで見た目も鮮やか。栄養バランスも考えられた『エビフライと唐揚げの満腹セット』。唐揚げと自家製タルタルソースがかかったエビフライ。付け合わせの野菜は8種類を使用。具だくさんのお味噌汁には野菜の甘味がしみ込んでいます。
唐揚げはシンプルに塩で味付け。サクサクの衣の中にはジューシーな旨味が詰まっていました。

毎朝3時から仕込みをしているという錦織さんご夫婦。そんなお2人が繰り広げる五感で楽しむ料理の数々は、食べるたびに「料理を味わう喜び」を思い出させてくれます。温かい一皿で心も体も満たされる…。そんな特別な朝食やランチを、ぜひ「小さな食堂 ヒロ」で楽しんでみてください。

つけ麺、ホルモン天ぷら、そしてバラエティーに富んだ気まぐれ食堂。どの店にも共通していたのは、一切の妥協を許さない職人としてのプロ意識と、「お腹いっぱい食べてほしい」という温かな願いでした。

市場という活気ある場所で、彼らの手から生まれるのは、単なる食事ではなく、作り手の愛が詰まった一皿です。今度の休みは少し早起きして、市場で働く人々の活気と、職人たちの情熱に触れる「朝の冒険」に出かけてみませんか。きっと、心もお腹も最高に満たされる体験が待っています。

つけ麺 和

広島市西区草津港1-8-1(中央卸売市場内)

TEL.080-8151-1014

OPEN.10:00~14:30(LO14:10)

定休.日・祝日

アクセス
広島市内中心部から車で約30分

みなと食堂

広島市西区草津港1-8-1(中央卸売市場内)

TEL.080-2914-3710

OPEN.10:00~14:00

定休.火・土・日

アクセス
広島市内中心部から車で約30分

小さな食堂ヒロ

広島市西区草津港1-8-1(中央卸売市場内)

TEL.082-909-2200

OPEN.6:00~14:30(LO14:10)

定休.水・日・祝日

アクセス
広島市内中心部から車で約30分