2019年に発足した広島トヨペット野球部HTP Verde(ベルデ)。現在は大会優勝を狙えるほど強い部に成長しています。大会優勝といった目標だけでなく、和泉貴治さんはある強い想いも込めて野球部の監督を務めています。野球部発足当時の想い、これからの目標をお聞きしました。
「やるなら本気で!」広島トヨペット野球部HTP Verde発足
和泉:もともと広島トヨペットには年に1回くらい試合をする野球同好会があったんですが、2017年に大きくメンバーチェンジをすることになり、その時キャプテンとして声がかかったのが私だったんです。2年間同好会としての活動の後、小学1年生から大学4年生までずっと野球部だった自分としては、「やるなら本気でやろう!」と思い、周りの方々のお力添えをいただきながら同好会ではなく野球部として再スタートさせました。
和泉:会社の中で野球が大好きな熱いメンバーが集まりました!会社での上下関係は一旦忘れて、良いことも悪いことも言い合える、そしてみんなで成長していける、そんな部となっています。
スローガンは「考動力」
2022年のスローガンは「考動力」とお聞きしました。
和泉:一人一人が自ら考え行動に移せるようになれたらという思いを込めて「考動力」としました。実は2019年、悔しい経験があり、そこからこのチームは強くなりました。大人になってここまで悔しく思える、ある意味こんな幸せなことはありません。やるなら強くなりたい、そして組織としての存在意義を持ちたい、そう思いました。これまでのこういった経験を基に、この言葉に決めたんです。
和泉:2019年の「広島県自動車販売健康保険組合軟式野球大会」準決勝で広島トヨタさんと試合をし、延長サヨナラ負けという結果に終わってしまいました。それまで優勝したことがなく、今大会こそはと想いを強めていた試合でもあったので、本当に悔しかったですね。ですが、この試合をきっかけに気持ちを一つにすることができ、一人一人がもっと考えて行動しなければ、という想いにつながったんです。
企業としての野球部
和泉:もちろん優勝です!今年は3大会ある中での健康保険組合の大会は必ず優勝し、あの時の悔しさを晴らしたいと思います。そしてそこを目指す中で、会社内や家族からも草野球くらいに思われがちな野球部を認めてもらうことが一番の目標です。
和泉:野球部として実績を残していくことはもちろんのこと、自分自身も含めた部員一人一人が会社でも影響力のある人に育つことで、野球部の存在意義を認めてもらえたらと思っています。また、小学生の野球大会をサポートするなど地域貢献にも力を入れ、企業価値の向上にもつなげていきたいです。
和泉:大学の野球部との試合も会社にプラスになると思っています。こういった活動を通して、大学生に広島トヨペット社員の姿を見せることで就職先の候補の一つにしてもらえたらうれしいです。
和泉:野球が好きでやっているという部分もありますが、それだけではありません。野球部を通して成長する人、野球部をきっかけに広島トヨペットの入社を目指してくれる人、野球部があるから本業が頑張れる人など、いろいろな人が生まれる部であり続けたいです。そして、新しいことに取り組ませていただく環境や店舗の方々をはじめとするいつも支えて下さる周りの方々には心から感謝しています。
広島トヨペット野球部の存在が企業価値の向上につながるよう大会優勝を目指す和泉貴治監督。そのまなざしは少年時代、甲子園を目指して野球に打ち込んだ時の熱も奥に秘めていました。監督の言葉一つ一つから会社への愛、野球部への愛が伝わってきました。「努力は人を裏切らない」を体現しようとする監督の熱意に支えられ、想いを一つに大会優勝を目指す野球部を私も応援したいと思います。