青空の下、瀬戸内の海原から自然の雄大さを感じるシーカヤックツアーがあります。パドルで水かきして滑るように進むシーカヤックは、初心者でも気軽にチャレンジできるアクティビティ。宮島の対岸でツアーを運営する「PADDLE PARKパドルパーク」の久保田さんと一緒に、非日常感たっぷりの海散歩に出掛けてみませんか?
半日や1日で楽しむシーカヤックツアー
PADDLE PARKのショップ前から出発して、対岸の宮島へシーカヤックで向かうツアーがありますね。
久保田:宮島へのツアーは、約3時間の1/2DAYコース(半日)と約8時間の1DAYコース(1日)があります。初めてシーカヤックをこぐ人も安心して海を渡ることができるよう、僕たち専門スタッフがサポートします。
久保田:もちろんです。宮島は、島全体のほんの一部にしか歩いて入ることができません。ツアーでは海からしかアプローチできない浜辺へご案内します。
久保田:1/2DAYコース(半日)は、行き帰り約1時間ずつ、間の30分は宮島に上陸して過ごします。1DAYコース(1日)は、上陸後に昼食を取ったり浜辺で遊んだりする時間がたっぷりありますよ。
そもそも、シーカヤックは簡単に乗ることができるのでしょうか?
久保田:他のマリンスポーツと比べてのんびりゆったり気軽に楽しめるので、「ちょっとやってみようかな」ぐらいの感覚で挑戦しやすいと思います。
久保田:数人乗りだと安定感があり、ひっくり返ることが怖い人にお勧めです。ツアーは3歳以上から受け付けているので、子どもと一緒に2人乗り、3人乗りで楽しむ人も多いですね。
久保田:はい。そちらの拠点からは宮島の裏側の最もきれいな所に行けるし、ツアー終了後は温泉でくつろげる。アクティビティと癒しの組み合わせで旅行を満喫できます。
シーカヤックだからこそ行くことのできる特別な宮島へ
久保田:宮島へは対岸約1kmの距離でも、海を渡るとなるとワクワクしますよね。周囲の小さな無人島も、「何があるだろう」と期待に胸が膨らみます。
久保田:海に出てみると分かるのですが、人が住む所にはほとんど護岸が作られています。しかし、宮島は自然海岸が島のほぼ全体に残っていて、本来の自然の姿を感じられるんです。
久保田:雄大な自然を感じたあと浜辺に到着して、子どもたちは干潟で遊んだり、岩場にできた水たまりにいるイソギンチャクを観察したり。シーカヤックより楽しそうに遊んでいます。
久保田:「海はやっぱり気持ちいいね」と言われます。シーカヤックはエンジン音がないため静かで、海面を滑るように進むので、家族や友だちとお話ししながら景色を楽しむことができるのも魅力の一つです。
カヤック装備も一式レンタルできるし、気軽にチャレンジできそうですね。
久保田:その通りです。シーカヤックをこぐ間は意識が「無」になって、リラックスした気持ちになります。宮島も含めて、瀬戸内海の魅力を知ってもらいながら、非日常を味わうことで次への活力を養ってもらえたらいいですね。
シーカヤックで海に出ると、まるで直接海面に座っているように感じられるそう。海面に手をつけて遮るもののない海原を見渡し自然の一部になってみると、抱えていた悩みが吹き飛ぶはずです。忙しい日常の中に、そんな非日常を意図的に取り入れて、自分のためのリフレッシュをしてくださいね。