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六感chocolate|五感を超えて感性を刺激される、多彩な色&形のチョコレート

ショーケースには、華やかな色や形をしたチョコレート、ケーキがズラリ。広島市中区のチョコレート店『六感chocolate』は、その洗練された雰囲気で人気を集めています。チョコレートへのこだわりとともに、今年のバレンタイン商品についてオーナー・中尾さんにお話しを伺いました。

広島にはない、チョコレートの魅力を伝える店に

お店をオープンされたきっかけを教えてください。
中尾:私は元々ワインバーをしていて、ワインの勉強のためにフランスへ行ったりしていました。ワインをより広く楽しんでもらうためにチョコレートとの相性が良さそうと考えていたのですが、フランスの食文化に触れるうちにチョコレートを主役にしたお店に挑戦したいと思い始めました。
当初はワインからの広がりでチョコレートだったんですね。
中尾:そうなんです。せっかくなら広島にはないものを打ち出したいと考えました。どのような形にしていこうか思案しているときに、今お店で腕を振るっているパティシエールと出会い、彼女もフランスでお菓子を学んでいた経験があったので一緒にお店を立ち上げたんですよ。
「チョコレートはもとから老若男女問わずファンが多い食べ物ですが、その魅力をさらに広く伝えたいです」と中尾さん。

女性ならではの感性を反映

六感chocolateさんといえば、唇の形をしたチョコレートやケーキが印象的です。
中尾:フランスではいたるところで見かけた唇のモチーフを、広島ではあまり見ないなと思って形にしました。そのチョコレートとケーキは、今では店を象徴する商品になっています。
ストロベリーチョコレートのムースの中にピスタチオのムースを閉じ込めたケーキ「くちびる」、カカオ40%のチョコレート「感」、ドリンク(ホットショコラ)が楽しめるケーキセット2,370円。2階のカフェスペースで味わうことができる。
ケーキの色使いや形、お店の空間づくりからも洗練された雰囲気が伝わってきます。
中尾:お店を始めるときにスタイリッシュさは意識していました。あとは女性スタッフが多いので、コスメやネイル、車の色や建物の雰囲気など女性ならではの感性を商品やお店づくりに反映させているのも特徴かなと思います。店名にもなっていますが、「五感を超えたところまで刺激するスイーツを提供したい」という思いでつくっています。
チョコレートだけではなく、マドレーヌなどの焼き菓子も販売。

バレンタインには毎年人気のクッキーも登場

今年のバレンタインはどのようなチョコレートが登場しますか?
中尾:今年は「ティーパーティー」がテーマです。ケーキと一緒に紅茶やコーヒーを楽しんでもらうようなイメージで、カフェラテやニューヨークチーズケーキを表現したフレーバーのチョコレートをつくりました。表現したいチョコレートに合わせてフランス産やスイス産、国産など素材は厳選しながら、一つひとつ手づくりしています。ハートのクッキーはこの時季だけ販売しているのですが、毎年人気でこの商品を待ってくださるお客さまもいらっしゃるんですよ。
アソートボックス8個入り3,240円(手前)、ハートサンドクッキー540円(左奥)、ハートタブレット540円(右奥)。すべてバレンタイン限定の商品。
型にチョコレートを流し込み固めて、筆で色を塗って乾かし、さらにチョコレートを流し込み…と数日かけて一つひとつ丁寧につくっていく。
今後はどのようなことに挑戦してみたいですか?
中尾:紙屋町の店舗にはカフェスペースがないのですが、「お茶できますか?」と訪ねて来られるお客さまが多いんです。鉄砲町にある本店のカフェスペースもそんなに広くはないので、チョコレートをコーヒーや紅茶とともに楽しんでいただく場所や機会をもっとつくりたいと考えています。近い将来、六感chocolateらしさをまた新たに表現できるカフェを形にできたらいいなと思っています。

訪れるたびにワクワク感や感動、刺激を与えてくれる『六感chocolate』のチョコレートやケーキ。ぜひ味わってみてください。

六感chocolate オーナー

中尾 慶子さん

ホテルのレストランで勤めた後、ワインバーを経て2019年に広島市中区鉄砲町に『六感chocolate 本店』を、2022年には中区紙屋町に2店舗目となる『六感chocolate 紙屋町』をオープン。

六感chocolate 本店

広島市中区鉄砲町7-2

TEL.082-224-5556

OPEN.11:00~19:00 ※日・祝は~18:00 ※カフェ利用は閉店1時間前まで ※10歳未満はカフェ利用不可

定休.不定休

アクセス
広島CLiP新聞編集部(CLiP HIROSHIMA)から車で約10分