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たまくらキャンプ場ばぁばの森|高田ICから約3分&手ぶらでOK♪愛犬と一緒に楽しめるキャンプ場

愛犬家やキャンプ初心者の方も安心して利用できると話題の「たまくらキャンプ場 ばぁばの森」。以前広島CLiP新聞で取材させていただいたこともあるアウトドアチーム「野塾」のリーダー・玉田さんにご紹介いただき、さっそくキャンプ場管理人の栗原佑哉さんを訪ねてお話を伺いました。

全国でも珍しい愛犬ファーストのキャンプ場

管理人の栗原佑哉さん。プライベートサイトの柵は、栗原さんの手作り。
こちらのキャンプ場は愛犬と一緒に楽しめるキャンプ場だそうですね。
栗原:はい、このように柵で囲っているプライベートサイトでは、犬をノーリードで遊ばせることができます。実は犬をノーリードでキャンプできるサイトは全国でも珍しいらしくて、最近は県外から訪れてくださるキャンパーもとても多いんですよ。
ここは高速道路のインターチェンジからも近いので、県外からのアクセスも便利ですよね。
栗原:そうですね、高田ICから約3分なので道に迷うお客さんはまずいらっしゃらないです(笑)。それに高速道路から近いわりに、この通り田んぼや山に囲まれて自然がいっぱいなので喜んでいただいています。
ばぁばの森にはどんなサイトがあるのですか?
栗原:犬をノーリードで遊ばせることができるプライベートサイトが2区画、オープンキャンプサイトが10区画。あと常設テントが2つあります。こじんまりした施設ですが、その分、1サイトあたりの広さはプライベート感を重視してたっぷり確保しているので、人目を気にせず自由気ままにのんびりと過ごしていただけます。
ランプの灯りが幻想的な夜。FreeWi-Fiも完備しているので、ワーケーションの利用も増えているそう
敷地内にドッグランが2カ所。蔵かふぇやキャンパーズカフェたまくらで1オーダーすると無料で利用できる

キャンプ初心者も安心の充実の設備

栗原さんの本業はペット関連の事業だそうですね。
栗原:ペットトリミングサロンやホテル、無添加のペットご飯やおやつの製造販売事業をしているので、このキャンプ場でもペット用のご飯をご用意できます。うちでは、手ぶらでキャンプに来て楽しんでいただけるように、食材と備長炭とコンロをセットしたバーベキューセット(要予約)もご用意しているんですが、「ワンコ用鹿肉BBQセット 」(2,000円)もあるんですよ。
愛犬も一緒にバーベキューできるなんて、まさに至り尽せりですね!
ところで、手ぶらキャンプを楽しめるということですが、本当に何も持ってこなくてもキャンプができるのですか?
栗原:はい、常設テントを利用いただけば、テントをはじめキャンプに必要な道具は全部揃っています。なので「道具を1から揃えるのは大変」「自分たちでテントを建てる自信がない」というキャンプ初心者の方はレンタルセットをおすすめしています。
誰でもすぐ利用できる常設テント。テントの中にはベッドもある。
他にもおすすめポイントがあれば教えてください。
栗原:女性やお子さま連れのご家族にも安心して使ってもらいたいと思い、水回り設備を特に充実させました。4台あるシンクは全てお湯が出ますし、トイレはウォシュレット付き。そしてお風呂はファインバブル機能の付いたシャワー&浴槽を設置しました。
水回りがこんなに充実していたら、女性も子どもたちも安心して利用できますね!

全国から客が集まる手作りジェラートは地域の味

キャンプ場の隣にある、栗原さんの実家の蔵をリノベーションした手づくりジェラートの店「ばぁばの蔵かふぇ」
栗原さんの母で「ばぁばの蔵かふぇ」のオーナー末田美穂さん。
ところで、このキャンプ場の隣にある手づくりジェラートの店「ばぁばの蔵かふぇ」のオーナーは、栗原さんのお母様だそうですね。お母様にもお話を伺いたいのですが、ここでカフェを始めたきっかけはどんなことだったのですか?
末田:ここは私の実家で、2014年に田舎で一人暮らしをする母親を世話するためにUターンしました。その時、改めて自然に恵まれた故郷の素晴らしさに気づいたと同時に、過疎化が進んで元気がなくなっていく地域の現実を目の当たりにして、「店でも開いて、たくさんの人にここに来てもらうきっかけにできないか」と、息子に相談したのがきっかけです。
なるほど!でもなぜジェラートの店だったのですか?
末田:私がとにかくアイスクリームを食べるのが大好きだったからです(笑)。地元の商工会の方にも心配されましたけど、今では地元のお店や企業の方とコラボしていろんな食材を使ったジェラートをほぼ毎日手作りしています。
地元企業のチベットソルト株式会社とコラボした「チベットソルト味のジェラート(550円)。甘じょっぱさが後をひくおいしさ!
栗原さん親子で考案したインパクト大のランチメニュー。
(写真左から)バタフライピーティー(500円)、ブルーライスカレー(1,300円)、みそ茶漬け(800円)。
ジェラートもランチのメニューも、ここでしか食べられない味ばかりですね!
末田:そうですね、ジェラートにもランチにも、自分が畑で育てた野菜や近所の農家さんからいただいものをなるべく使うようにしています。「この畑、使っていいよ」なんて近所の農家さんに声をかけていただくこともあります。

地元の人と一緒に安芸高田市を盛り上げたい

「地元の方に応援してもらえるような施設にしたい」と栗原さん。
カフェを立ち上げてすぐ全国ネットのテレビ番組でも取り上げられて、大きな反響があったそうですね。
末田:オープンしてすぐ、私がいつか出演したいと思っていたテレビ番組に偶然取り上げていただいたんです。夢のようでした。全国から「番組を見ました」といってお客さんが来てくださるようになって本当にありがたいですし、地元の方も商工会の方もすごく喜んでくださったのも嬉しかったですね。
栗原:カフェとキャンプ場をつくる時に一番意識したのは、「地元の人に携わってもらって、地元の人に応援してもらえるような施設をつくること」でした。それが少しずつ叶っているのは何より嬉しいことです。これからも地元の皆さんとのご縁や繋がりを大切にしていきたいですね。
最後は玉田さんの指導のもと、みんなで「野塾」ポーズ!

屋外で手軽に楽しめるレジャーとして大人気のキャンプですが「道具を揃えるのが大変」「犬を飼っているから泊まりがけは無理」という理由であきらめている方も多いのでは?「たまくらキャンプ場 ばぁばの森」はそんな方もきっと気軽に利用できる、アットホームなキャンプ場。毎月第3土曜日は、料理とお酒と音楽を楽しめる「土曜夜市」も開催しているとのこと。こちらはキャンプ利用でなくても参加できるそうなので、興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。

たまくらキャンプ場 ばぁばの森/ばぁばの蔵かふぇ

広島県安芸高田市高宮町原田477

TEL.0826− 57−1001​​

OPEN.9:00〜17:00(ばぁばの蔵かふぇ)

定休.木曜日、第2・4水曜日

アクセス
CLiP HIROSHIMAより車で約54分