和菓子専門店「わがしと」は2022年10月、廿日市市地御前にオープンしました。幅広い世代から注目を集める和菓子は、どれも現代風のアレンジがほどこされておりアソビゴコロ満載。店長の増田絵美さんに、商品のこだわりやお店づくりについてお話を伺いました。
大人気!新感覚のわらび餅ドリンク
こちらは和菓子のテイクアウト専門店なのですね。普段はどのような商品を販売しているのですか?
増田:当店看板商品のわらび餅ドリンクをはじめ、お団子やおはぎ、大福といった定番の和菓子を取り扱っています。期間限定で柏餅や桜餅も販売しています。
わらび餅ドリンク!初めて聞きました。自分で味の組み合わせを選ぶことができるのですね。
増田:そうなんです。ドリンクは、抹茶・ほうじ茶・黒蜜きなこ豆乳・もみじまんじゅうの4種類からお選びいただけます。わらび餅は、プレーン・黒糖・焼き芋・桜餅・抹茶の5種類から選んでいただき、お好きな組み合わせでご注文いただけます。
増田:また素材にもこだわっていて、抹茶とほうじ茶には京都にある老舗茶問屋の「北川半兵衛商店」の茶葉を使用しています。きな粉は安佐南区の上万糧食製粉所より仕入れています。
増田:わらび餅には国産の本わらび粉を使用していて、とろける舌触りが自慢です。焼き芋には「さつまいもを皮ごと」、桜餅には「桜の塩漬け」を練り込んでいて、素材の味や風味も大切にしています。
増田:「繊細くちどけわらび」は、熱々のわらび餅を出来立てでお渡しするわらび餅です。黒蜜ときな粉をかけてお召し上がりください。
「タレ」がたっぷり入っている、みたらし団子もとてもおいしそうですね。
増田:みたらし団子は持ち運びしやすいようにカップ形態にして工夫しました。
増田:お団子は専属の工場との打ち合わせで分量の割合を数ミリ単位で調整しています。そのため、オーナーがたくさん試食し過ぎて具合が悪くなったこともありました(笑)
増田:昔から愛されている和菓子をもっと広めていきたいという思いで「わがしと」は誕生しました。オーナーが幼少期の頃、おばあちゃんがおはぎを作ってくれていたそうで、その大好きだった思い出も含めてお店づくりをしたと聞きました。
「和菓子の都」となるように、新しい形の和菓子を発信したい
増田:「わがしと」という店名は、「和菓子の都」を意味しています。色んな年代の方に楽しんでいただけるような、今までにない新しい和菓子をどんどん発信したいと思っています。
増田:日本古来の和菓子ですが、アソビゴコロと共に新しい形の和菓子を広島から発信していきたいという思いで、厳島神社につながる宮島街道沿いにあるこの地を選びました。
増田:当店は一見、入りづらいと思うので、ご来店されたお客様に来て良かったと思ってもらえるように積極的に声をかけています。楽しくお買い物できるようにアドバイスさせていただき、スタッフ全員が明るく楽しい雰囲気で接客するように心がけています。
増田:当店をご利用いただくことで「和菓子」がもっと気軽に身近なものになり、お出かけやドライブのお供にしてもらえるとうれしいですね。
味や食感だけではなく、見た目にも惹かれる「わがしと」の和菓子は、思わず写真を撮っておすすめしたくなるような新しい楽しさに溢れています。お世話になった方への手土産やお花見、お出かけのお供に試してみてはいかがでしょうか。