1941年に創業した「イクナガ写場」(いくながしゃじょう)は、広島の繁華街にある「まちなか写真館」として7万組を超える婚礼写真や家族写真、学校アルバムなどさまざまな時間を写真に残しています。写真館ならではの、豊富な撮影メニューをはじめ、代々受け継がれてきた思いやこだわりについてお伺いしました。
創業当時から受け継がれてきた「伝統美」
杉本:営業写真館という分類で、私立学校を中心とした卒業アルバムの制作や、七五三・成人式・結婚式などの記念写真の撮影を主に行っております。撮影メニューは用途に応じて豊富にご用意しています。また、提携している撮影スタジオは、廣島護国神社と鶴羽根神社二葉、リーガロイヤルホテル広島5階にございます。
創業81年ということで、親子代々にわたり家族写真を残されているお客様も多くいらっしゃるようですね。
杉本:おかげさまで、節目となる記念日やおめでたい日のお手伝いさせていただき、とてもうれしく思います。オーソドックスな記念写真は、実は80年前とまったく同じポーズなんですよ。
そうなのですね!そう言われると、写真館で撮影する際にはカメラマンの方からいろいろと指示をもらいますね(笑)。
杉本:姿勢や脚の向きはもちろんのこと、着物の柄をきれいに見せたり細かいことにも注意を払っています。また、昔から決まった構図での撮影は、写真館の「伝統美」として継承していかなければならないので、弊社ではカメラマン全員に写真技能資格を取得させています。
家族の成長を「より良い形」で思い出と記録に残す
杉本:試着できる当店所有の衣装と、最新の衣装を取り扱うネットレンタルの2種類をご用意しております。最近では、家族代々受け継いできた着物を着たいということで帯や小物だけ現代のものに変えてお召しになる方も増えています。
イクナガ写場さんでは、撮影場所も選べるのがとても魅力的です。
杉本:ご家族の気持ちに寄り添いながら進めていくのですが、成人式の前撮りでは家族の時間をゆっくり過ごすために、料亭で会食を楽しみながら写真撮影をするプランが人気ですよ。
「カープ赤ちゃん写真展」のモデルに!?
「カープ赤ちゃん写真展」とは、どういう企画なのでしょうか。
杉本:これまで13年続いている写真展なんですが、満2歳までのお子さまを対象に参加費は無料で、参加企業の各写真館で撮影すると、マツダスタジアムの大型ビジョンに写真が放映されるんですよ。
参加費無料とはびっくりです。カープファンの方には、ぜひとも球場まで足を運んでいただきたいですね。
杉本:そうですね。2023年度のカープ赤ちゃん写真展のモデルも募集しておりますので、たくさんの方にご利用いただきたいです。(募集予定期間:2023年8月中旬まで)
◇カープ赤ちゃん写真展チャンネル|YouTubeはコチラ
写真館がおすすめする撮影スポット
近頃では、ロケーション撮影が人気とのことですが、広島の撮影スポットでおすすめの場所を教えていただけますか。
杉本:和装の場合は、緑の美しい縮景園や広島城がおすすめですね。洋装の場合は、CLiP HIROSHIMAの隣にある東千田公園が特におすすめです。芝生で噴水もあり広島大学の跡地なのでレトロな雰囲気もあって、半逆光でやわらかい写真が撮れるんですよ。他には、広島みなと公園やマリーナホップでも素敵な写真が撮影できます。
これからやってみたいことや目標としていることはありますか?
杉本:今後は、ドローン撮影などの動画に力を入れていきたいですね。弊社では、創業当時から4世代にわたり、ごひいきいただいているお客様もいるのですが、私たちの最高のパフォーマンスで、代々受け継いでこられたお客様の思いを次の世代へつないでいけるよう、これからも地道に励んでいきたいです。
お客様一人一人の思いに寄り添い、そこで感じたものを、カメラのファインダー越しに表現されている杉本さん。未来に今という瞬間を最高な形で残すためには、信頼のできる写真館や安心して身を任せられるカメラマンを選びたいですよね。イクナガ写場は、広島の歴史をずっと街中で見てきた老舗の写真館です。写真撮影のことなら、ぜひお気軽にお問い合わせください。