夏が旬のブルーベリー。広島市安佐北区の『ブルーベリー狩り広島白木』では、約700坪の土地に20種700本のブルーベリーを栽培しています。ここでは6〜8月の間、通常スーパーには出荷されない完熟ブルーベリーの90分間食べ放題を開催中です。おいしいブルーベリーの見分け方やおすすめの食べ方をオーナーの佐藤さんに教わりました。
いざ!ブルーベリー狩り体験へ
広島市中心部から車で約40分。白木山と三篠川に面した、静かな自然の中に『ブルーベリー狩り広島白木』はあります。
ブルーベリーの旬は6月〜9月。品種によって実をつける時期が違うので、いつ訪れたとしても完熟したブルーベリーが味わえます。常に6品種は食べ比べできるそうです。
事前予約制なので、公式HPから予約していくのがおすすめです。
到着後、受付を済ませたらさっそく農園の中へ。通路は広く下はシートが敷いてあるので、車椅子やベビーカーの方でもブルーベリー狩りを楽しめます。木の高さも1mほどなので、お子様でも摘み取りやすいのが嬉しいですね。
ブルーベリー狩りは初体験の広島CLiP新聞編集部員。まずは取り方のコツを佐藤さんに教わることに。
完熟のブルーベリーはみずみずしくて、今までに食べたブルーベリーとは別物!こんなに甘いとは思っていませんでした。
ぜひ食べて!おすすめ品種
『ブルーベリー狩り広島白木』ではなんと20種類のブルーベリーを栽培しています。常時食べられるのは6種類とのことですが、スーパーなどではなかなか見かけない品種もありますよ。
思う存分食べ比べを楽しめるのも、食べ放題のブルーベリー狩りならでは。
8月におすすめなのが「ラヒ」と「バルドウィン」。ラヒは少し白っぽい見た目でとても甘く、生クリームのような味。バルドウィンは柔らかく、糖度も高いですが酸味もあっていくつでも食べられる味だそう。
自分好みの実を探しながら食べたり、完熟を見極めた!と信じて食べた実が酸っぱい…というのも楽しい体験でした。
家でもブルーベリーを楽しもう
佐藤さんは元々、この農園の立ち上げ時に設営を手伝っていましたが「年齢的に一人でやるのは大変だ」という前オーナーからの相談を受け、昨年農業未経験ながら農園を買い取ったそう。
ブルーベリーは、冬期に2ヶ月かけて葉を剪定し、春は花芽を間引くと、風と蜂によって自然に受粉します。5月に初めての実が成り始めると、鳥よけや落ちた実の掃除で忙しくなるそうです。
現在は一人で農園を切り盛りしている佐藤さん。家でももっとブルーベリーを楽しんでもらいたいとジャムの販売を始めました。
ペクチンの添加はせず、同園で採れたブルーベリーと砂糖・レモン汁だけで作られています。つぶさず煮詰めた実がごろごろと入っているので、トーストに一口ずつ乗せながら食べるのが佐藤さんイチオシの食べ方。
農園では食べ放題のほかに、自分の好きな実だけ摘み取れる量り売りも実施しています。持ち帰ったブルーベリーは、冷蔵庫で冷やしてそのまま食べるのがおすすめ。冷やすと酸味が抜けて、より甘みを感じられるそうです。
『ブルーベリー狩り広島白木』のブルーベリーは、販売用に出荷しておらず、ここでしか食べられません。旬のブルーベリーが食べられるチャンスは夏の期間だけ。みずみずしい、甘いブルーベリーを食べにお出かけしてみませんか。