2週間連続でお届けしている竹原市ドライブ特集。後編となる今回は、竹原市内中心部からほど近い「たけはら町並み保存地区」を散策してきました。伝統的な竹細工が体験できる工房や昔ながらの製法の塩が楽しめるスイーツなど、おすすめスポットが満載です。
吉名町の『農家レストラン西野』でランチを楽しんだ後、車で移動すること約15分。『道の駅たけはら』を訪れた広島CLiP新聞編集部員。こちらの道の駅は、町並み保存地区への観光目的の方も駐車場を利用することができるので、観光の拠点にぴったり。
早速車を駐車させていただき、いざ散策スタートです!
職人さんに教わる竹細工体験
最初に訪れたのは、町並み保存地区の本町通り沿いに位置する『まちなみ竹工房』。竹細工職人さんが常駐している工房で、予約なしで本格的な竹細工を体験することができます。
もともとこちらには職業訓練校があり、日本で初めて竹工芸科を開設したことが、竹原に竹細工が根付いたきっかけだったそう。
体験では竹とんぼやかご・風車を作ることができます。どれも1時間ほどで作成できるので、気軽に参加できるのも魅力的。職人さんがマンツーマンで丁寧に教えてくださるので、お子様や初心者の方でも安心です。今回は一連風車作りを体験させていただきました。
完成した風車を持って工房の裏庭で記念撮影。ここにはハート型の風車が180個飾られたフォトスポットがあります。風に吹かれて一斉に回る風車は見応え抜群。取材の間にもカメラを持った方がたくさん訪れていました。
江戸時代の町並みにタイムスリップ
竹細工を楽しんだ後は、周辺の町並みを散策。竹原市は別名「安芸の小京都」とも呼ばれ、その町並みは「都市景観百選」にも選ばれています。江戸時代に製塩業や酒造業で財をなした人々の立派なお屋敷が今もそのまま保存されています。
本町通り沿いの階段を上がると、市の重要文化財である普明閣(西方寺)があります。こちらは京都・清水の舞台を模して建てられたといわれる観音堂で、竹原を訪れた方は必ず登るともいわれる定番スポットです。
竹原の「塩」を楽しむ、ここだけのスイーツ
町並みを散策したあとは、竹原ならではの塩スイーツを楽しんでみませんか。
本町通り沿いにあるお土産屋さん「竹楽」では、こちらのお店限定の塩ミルクジェラートを味わうことができます。
1960年の塩田廃止により途絶えてしまった竹原の塩づくり。2005年にNPO法人ネットワーク竹原の方の手によって、その伝統的な製法が再現され「たけはらの塩」として生産されています。もちろん塩ミルクジェラートにもこちらの塩が使われています。
グルメに体験に絶景にと竹原市の魅力を存分に感じることができた今回のドライブ。広島市からは車で1時間程と、日帰りでのおでかけにもぴったりです。古都の雰囲気を堪能できる竹原市へ、ぜひドライブしてみてはいかがでしょうか。