「100年先もおいしい」をテーマに、牛乳やヨーグルトなどを製造販売するチチヤス株式会社。2017年から休止していた広島本社(廿日市市大野)での工場見学をリニューアルして、2023年3月に再開。チチヤスの歴史を学び、ヨーグルト作りにも挑戦できる体験型見学会に参加してきました!
いざチチヤスへ!牛の模型がお出迎え
チチヤス工場見学会が実施されるのは、廿日市市大野の広島本社。隣には工場があり、「いつもお店で見る商品が今まさに作られている」という胸の高まりを感じながら、見学会の部屋へ向かいます。
チチヤスのヨーグルトの歴史を学ぼう
チチヤスは、1917年に日本で初めてヨーグルトを発売。また、ヨーグルトへのプラスチック容器使用許可の取得も日本初。映像では、多くのことに挑戦してきた歴史を垣間見ることができます。
スクリーンに製造工程が映し出されるので、工場の中に行けなくても商品が完成していく様子を見ることができます。
チチヤスならでは!発酵前と出来たてのヨーグルトを試食
映像を見たあとは、発酵前と出来たてのヨーグルトを食べ比べ。工場が隣にあるチチヤス広島本社ならではの貴重な体験です。
普段見ることのない発酵前のヨーグルト。液状なので、ヨーグルトよりまだまだ牛乳に近い味わいです。この液体を固めるという乳酸菌の力に感心しますね。
出来たてのヨーグルトは、ふわふわでトロッとした食感。揺れに弱いヨーグルトは、振動を加えるとホエー(乳清)という水分が出て少しずつ食感が変わるそう。見学会では、配送トラックなどの振動を受ける前のまろやかなヨーグルトを味わえます。
スーパーで購入後、自宅に持ち帰るときや冷蔵庫に入れるときはできるだけ揺らさないようにしたいですね。
世界に一つ!自分だけのヨーグルトを作ろう
試食後はいよいよ本命のオリジナルヨーグルト作り。まずは自分だけのパッケージを作っていきます。容器に付ける前のフィルムに油性ペンで好きな絵を描き、そのフィルムをドライヤーの熱風で容器に貼り付けていきます。
チチヤスヨーグルトの包装フィルムを自作イラストでアレンジしたオリジナルパッケージができました。熱風でフィルムが収縮し容器に張り付いていくさまは、まるで実験のよう。子どもから大人まで楽しみながら作ることができますね。
ヨーグルト作りにチャレンジ!完成後は自宅に届く
パッケージを作ったら、次はいよいよヨーグルト作りに挑戦。まずは、温度管理しながら牛乳を温めます。
ヨーグルト作りが終わると、工場見学は終了です。発酵後、品質検査を通ったヨーグルトは自宅や会社など指定した住所へ発送され、参加者の手元に届きます。
普段手に取る商品からでは知り得ない、私たちの食卓に届くまでの道のりを学ぶと、いつもとは違う深い味わいを感じて食事の時間が豊かになります。”食育”につながるチチヤス広島工場ならではの見学会を、ぜひ家族や友人と体験してくださいね。