広島市中区大手町、鯉城通りに面し広島電鉄「中電前駅」からすぐの場所に位置する「D-BASE(ディーベース)」。ここではF1・GTをはじめとしたモータースポーツやフライトの本格シミュレーターが体験できます。そこで今回は、モータースポーツ初心者の編集部員が実際に体験してきました!
プロレベルの機器が揃う、大人の遊び場
「この場所は、もともと私の趣味で始めたお店なんです。」そう明るく笑うのは、D-BASEの代表である大谷晋示さん。
お店最大の魅力は、プロのレーサーやパイロットも練習で使用するレベルの本格的なシミュレーターが、免許がなくても体験できるところだと言います。まずは代表の大谷さんとスタッフの方(ドライビングネーム:プリンさん)に、D-BASEの魅力について伺いました。
大谷:お店にはドライブシミュレーターが2台とフライトシミュレーターが1台ありますが、どちらもプロレベルの本格的な機器で再現性も高く、実際に乗っているようなリアルで迫力のあるシミュレーション体験ができます。
プリン:基本的に車好きの方が多いので、普段から実車でサーキットを走っているような方が練習目的で来られたりもしますが、初めての方も多くいらっしゃいますよ。簡単なコースもご案内できるので、専門知識がなくても気軽にお越しいただけたら嬉しいです。
お客様同士でタイムを競い合ったりもされるのでしょうか?
プリン:はい。毎月タイムアタックイベントである「D-challenge」と言うイベントを開催しています。決められた車種やコースでタイムを競い、月毎にマンスリーチャンピオンを発表しています。また、年間を通してポイント制になっており、1年の終わりには年間チャンピオンにオリジナルのトロフィーを授与しています。
D-BASEを通じて、お客様同士のコミュニケーションも生まれそうですね。
大谷:ここで知り合ったお客様同士が、別のサーキットやイベントで顔を合わせ、またそこからコミュニケーションが生まれるといったシチュエーションも耳にします。嬉しい限りですね。
初心者も安心して楽しめる、本格体験!
この日は実際に編集部がドライブシミュレーターを体験させていただきました!
プリン:はい。イベント限定のものも含めると車種は約100種類、コースは約50種類から選択できます。また、難易度も4種類から選ぶことができ、初めての方はオートマ操作で簡単に操作できる設定もあるので、安心してくださいね。
プリン:より臨場感あふれるシミュレーション体験となるよう、180度に音場が広がるパノラマサウンドや超高画質ディスプレイを搭載しています。日常でなかなか味わうことのない没入感を、ぜひまた体験しに来てください。
遊び心が詰まった、こだわりのカフェ空間
よく見ると、店内のテーブルやコースターには車の部品が使用されているのですね!
大谷:そうなんです。どれも特注品で、テーブルはタイヤのホイール、コースターはブレーキディスクを模してできています。
知るほどに遊び心とこだわりが詰まったお店であることが伝わります。
大谷:せっかく来ていただいたのなら少しでも特別感を感じていただきたいと思い工夫しています。他にもカフェメニューには珍しい海外のノンアルコールドリンクを中心に取り揃え、また自社で商品製造したポップコーンの販売も行っています。
「遊びに対する大人の本気」を見せていただいたような気がします。今後の展開もお考えですか?
大谷:私としては、とにかくこの場所をきっかけに気の合う仲間が集まるコミュニティが広がっていけば良いなという思いです。これからも面白いことができればとは思っているので、また覗きにいらしてください。
「遊び足りない大人たち」の心を満たすシミュレーション施設「D-BASE」は、1人の大人の遊び心から生まれた贅沢なアミューズメント空間でした。レーシングやフライトというコアな分野でありながら、初めての方も楽しめる工夫が詰まっているので、ぜひ気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。