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an bake(アンベイク)|国産小麦×天然酵母!海田町の人気ベーグル&焼き菓子店

広島市中心部から車で約20分。広島市の東に位置する海田町に、2025年5月、新たにオープンしたのが『an bake』です。古民家をリノベーションして誕生したこのお店は、国産小麦と天然酵母を使ったベーグルや焼き菓子を販売。地元の方はもちろん遠方からも多くのお客様が訪れる人気店となっています。今回はそんな『an bake』の魅力について、店長の野中さんと副店長の相澤さんにお話を伺いました。

『an bake』を運営しているのは、店長・野中さんの父が経営する外壁塗装会社「はらけんリフォーム」。もともとは倉庫として取り壊される予定だった古民家でしたが、その趣ある佇まいに魅了され、「せっかくなら地域に開かれた場所にしたい」という思いから、ベーグル店へと生まれ変わりました。

開店当初は12種類ほどだったベーグルも、今では常時25種類前後をラインナップ。季節ごとに登場する限定のベーグルもあり、訪れるたびに新しい出会いが待っています。毎日約300個が焼き上げられ、その人気ぶりがうかがえます。

もちもち食感のこだわりベーグル

『an bake』のベーグルは、天然酵母の仕込みから焼き上げまで約4日間をかけて丁寧に作られます。むちむち・ふわふわ・しっとりとした食感が特徴で、低脂質かつヘルシー。国産小麦とホシノ天然酵母を使用しており、体にやさしい味わいに仕上がっています。

ホシノ天然酵母は米や麹を原料としており、焼き上がりにはどこか懐かしい香りがふんわりと漂います。低脂質でヘルシーながらも、噛みしめるほどに小麦本来の甘みが広がり、幅広い世代に愛される理由が伝わってきます。

定番人気の「W(ダブル)チョコ」をはじめ、紅はるかの甘露煮をゴロッと贅沢に使った「おさつベーグル」、さらに和菓子専門店「わがしと」のお団子と「かねふく」の明太子を合わせた「大葉明太子もち」など、甘い系から惣菜系までバリエーション豊富で、選ぶ時間も楽しめます。

定番人気の「W(ダブル)チョコ」。生地にたっぷり練り込まれたチョコレートが、トーストすると中からとろけるように溶け出し、濃厚な甘みを堪能できます。
「わがしと」の求肥で包まれた、抹茶のほろ苦さとあんことクリームチーズの甘さが調和する「抹茶あんこクリームチーズ」。
広島の「アヲハタ」のブルーベリージャムとたっぷりのクリームチーズを使用した「ブルーベリークリームチーズ」は女性に人気の高い一品。
「わがしと」の和菓子やコラボ商品も取り扱い中です。

※「わがしと」の過去記事はこちらから

アンティーク雑貨も楽しめるイートインスペース

店内には、広々とした座敷を活用したイートインスペースも併設。古民家ならではの木の質感を活かした店内は、落ち着きがあり、どこか懐かしい時間が流れています。小さなお子様連れのご家族も安心して利用できる空間で、ベーグルのやさしい味わいとともに、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

ベーグルの“輪”を広げ、海田町に笑顔を届ける

写真右:店長・野中さん、写真左:副店長:相澤さん

最後に、お二人それぞれが抱く地域やお店への思いについてお聞きしました。

相澤:お店をきっかけに地域が少しずつ活気づき、世代を問わず幅広い方々にベーグルを味わっていただきたいと思っています。特に最近はマルシェや各地のイベントに出店する機会も増え、これまで海田町に来られなかった遠方のお客様にも『an bake』のベーグルを知っていただけるようになり、とても嬉しいです。
野中:今後も海田町の魅力を発信しながら、地域に根差したお店づくりを続けていきたいです。すでに足を運んでくださる常連の方はもちろん、初めて訪れるお客様にとっても気軽に立ち寄れる存在でありたいと思っています。そして『an bake』が町を盛り上げるきっかけのひとつになれたら、と願っています。

古民家の温もりに包まれながら、国産小麦と天然酵母で作られたやさしい味わいのベーグルを楽しめる『an bake』。豊富なラインナップと、イートインでゆったり過ごす時間、そして雑貨との出会いとたくさんの魅力が詰まったお店です。海田町を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

an bake(アンベイク)

安芸郡海田町国信1丁目10-18

OPEN.11:00〜16:00 ※無くなり次第閉店

定休.月・日・祝日

アクセス
芸陽バス「国信橋」バス停から徒歩3分、広島市内から車で約20分