2022年4月、『まちの駅ADOA大野』に地元食材の魅力が詰まったバゲットサンドやファルシが味わえる『Picnic cafe』がオープン。立ち寄った時に「いいもの見つけた!」と思ってもらえるようなお店を目指しています。公園やドライブに行く前に立ち寄ってみませんか。
ふと立ち寄りたくなるお店に
『まちの駅ADOA大野』に出店されたきっかけは何だったのですか?
増本:生まれ育った廿日市市大野に「まちの駅」ができるというのは僕にとって大きなチャンスだと感じたんです。長年自分の西洋料理店「リストランテトーマス」を地域の皆さんに支えてもらっているので、地元の顔となるこの場所で出店することで皆さんに恩返しができると思い、幼馴染と新しい会社を創業して新たな挑戦として開業しました。
Picnic cafeのメインはバゲットを使った「バゲットサンド」ですよね。
増本:小さい店舗ながらバラエティ豊かに提供できるものを考えた時に思い付いたのが「バゲットサンド」でした。ありきたりのサンドイッチではなく、硬いけど味わいがあり、中の料理が生きるのはバゲットだなと。
「Picnic cafe」という店名はどんな思いでつけられたのですか?
増本:廿日市には親子で遊べる公園や観光スポットが多くあるので、このお店を拠点にまちをピクニックするように楽しんでほしいと思い、「Picnic」という名前をつけました。家族や友人とわくわく楽しんで来ていただけるような、『まちの駅ADOA大野』の前を通るたびに思い出してもらえるような、あたたかく親しみやすいお店を目指しています。
地元の味が詰まったサンド
自慢の「バゲットサンド」。たくさんの種類がありますよね。
増本:地元大野の海の幸かきと山の幸牛コウネを生かしたサンド、女性に人気のエビとアボガド、お子さまにも人気の鶏の照り焼きなどたくさんご用意しています。
長年レストランを運営されている増本さんのこだわりが詰まったものばかりなんですね。
増本:そうですね。お酒とも合う水牛モッツァレラチーズやスモークサーモン、ソースもこだわった手作りローストビーフ、塩こうじ豚のサンドもあります。レストランで働いている方にも自信をもってお出しできるメニューばかりです。お手頃価格で提供できるよう工夫もしつつ、妥協はせずに作っています!
これは一品一品食べてみたいですね!それに「ファルシ」も気になります。
増本:「ファルシ」というのは詰めるという意味で、トマトやピーマンに具材を詰めるのが一般的ですが、ここではバゲットのファルシが楽しめます。グラタンのようなものからイチゴを詰めたデザートまで、個性がぶつからない、家族みんなで一緒に食べれるものをご用意しています。
「フレンチトースト」にもこだわっているんですよね。
増本:ランチタイムだけでなくカフェタイムにも楽しめるバゲットを使ったデザートを考えた時に生まれたのがフレンチトーストです。エアブローで一旦乾かして、表面はパリッ、中はしっとりのこだわりフレンチトーストです。アイスやチーズ、クリームなどトッピングもたくさんご用意しているので、リピーターも多い人気のメニューですね。
「いいもの見つけた!」と思ってもらえるお店に
増本:廿日市市大野に来たら「まちの駅ADOA大野のPicnic cafe」に寄りたい、ここに来たらいいものが見つかると思ってもらえるようなお店に成長させていきたいです。現在もスタッフとともに試行錯誤を重ねているところです。
おいしさはもちろんですが、手描きのイラストやメッセージも好評ですよね。
増本:スタッフが自ら考えて、イラストの得意な子が始めてくれました。いつも素敵なメッセージを添えてくれているので、私もうれしく思っています。ここに来た人がおいしさとともに、あたたかい気持ちも持って帰っていただけたらうれしいです。
大野で生まれ地元で「リストランテトーマス」を続けてこられたシェフのこだわりが味わえる『Picnic cafe』。人気の秘密はおいしさだけでなくスタッフ皆さんのあたたかな心遣いにもありました。ぜひご家族や友人とお出かけ前に立ち寄ってみませんか。